DMO東京丸の内の活動拠点「Marketing suite」が開設

大手町・丸の内・有楽町(大丸有)エリアへの都心型MICE誘致促進を目的とする組織「DMO東京 丸の内」(Destination Marketing/Management Organization)は、プロモーション施設「Marketing Suite」を11月8日、丸の内二重橋ビルに開設しました。同日には開所式が行われ、同団体に参画する企業のほか、多くのMICE関係者がお祝いに集まりました。

※MICE……Meeting、Incentive tour、ConferenceまたはConvention、Exhibitionの頭文字を取ったもので、大きな集客効果を望めるビジネスイベントの総称。

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大丸有エリアの魅力を集約させたプレゼン施設

「DMO東京丸の内」は、大丸有地区まちづくり3団体の一つである、大丸有エリアマネジメント協会(リガーレ)が事務局となり、同エリアへの国際的なビジネスイベントの誘致を目的に2017年4月に発足しました。

以来、同エリアのMICE関連施設情報を発信するウェブサイトの運営や、海外から招かれたイベントプランナーの視察を案内するファムトリップの対応などを実施。企業訪問のトライアル、人力車での街めぐりや日本茶の利き茶体験といったユニークなサービスの開発も行いました。

また、国内外の商談会にも積極的に参加。2018年10月に東京観光財団、DMO六本木とともにチーム東京として、米国・ラスベガスで実施したプロモーション活動は、MICE誘致における海外のキーパーソンとの関係を構築するきっかけになりました。

それらの活動を通じて得た知見を共有するため、参画団体を対象に2ヶ月に1回の頻度で連絡会も開催。国内海外での地域を挙げてのMICE誘致の取り組み事例の紹介や、丸の内としての課題解決に向けた協議にも力を入れています。

今回開設した「Marketing Suite」は同組織の活動拠点として、来訪者に向けたプレゼンテーションの場となるほか、会議スペース、セミナーやシンポジウムといった大規模イベントなど、多様な用途での活用が期待されます。

施設内には、大丸有を象徴するイベントや四季折々の風景を切り取った写真パネルの展示、クリエイティブカンパニーNAKEDによるプロジェクションマッピングが施された大丸有地区の模型といった、来館者とのコミュニケーションツールも充実。海外からの短時間の視察でも、同エリアの全容やMICE会場としての利便性を効率的に知ってもらう仕掛けが随所に施されています。 

挨拶に登壇した事務局長の藤井は、同組織の発足から1年7ヶ月を振り返り「当初はイベントの問い合わせがほとんどでしたが、最近ではインセンティブツアーやカンファレンスについてなど、対応の幅が広がってきました」と、活動の手応えを語った一方で「まだまだ海外のイベントプランナーには知られていないのも事実」と、課題も提起。

同施設の活用を通じて「国内屈指の会議・展示会場、ホテルといった施設の優位性や抜群の交通利便性に加え、道路等公的空間の活用力も生かし、街を挙げてのMICE誘致に取り組んでいきたい」と意気込みました。

 

MICEの街としての期待高まる”おもてなし”

また、この日は「DMO東京 丸の内」の会員企業が同施設の完成を祝し、それぞれに趣向を凝らした料理やスイーツ、カクテルなどをふるまい、式に華を添えました。

なかには、丸の内のビル屋上で採取された「東京丸の内のはちみつ」を使ったカナッペ、朝の時間を活用して行われる「丸の内朝大学」で学ぶビジネスパーソンらが考案したクラフトビール「まるびあ」など、エリア一丸となって地域コミュニティの活性化や環境改善に取り組む大丸有ならではのメニューも登場しました。

そのほか、東京都の民族無形文化財に指定されている郷土芸能「神田囃子保存会」のお囃子にあわせ、書道家の蓮水氏によるライブパフォーマンスも披露。踊るような筆はこびで、次第に丸の内のビル群の墨絵が完成すると、会場からは拍手が湧き起こりました。

ビジネス街としてだけでなく、国内外から訪れる人たちを楽しませるユニークベニューとしての大丸有のポテンシャルを予感させるおもてなしに、ゲストたちの期待もさらに高まる開所式となりました。